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イチロー選手が引退!淋しさと感謝でいっぱい
先日、イチロー選手が引退されましたね。イチロー選手を嫌いな人って聞かないですねー。ここまでどこの業界からも凄いと言われるスーパースターって珍しいですね。しかも最後は、これ以上ない最高の舞台である日本での観客の前での引退。
こんなにもファンに囲まれて引退試合ってあまりないように思います。松井秀喜さんがおっしゃっていたけど、頑張って来られたイチロー選手への神様からのギフトだろうと。まさしくそうなのでしょうね。
淋しさというか何か心にぽっかり穴が開いてしまったような虚無感に襲われている人も多いのではないでしょうか。僕もアラフォーなので、まさしくイチロー選手と供にこの平成という時代を歩んできたので、イチロー選手の引退は、時代が変わろうとしていることを再確認させられる出来事です。
でも日本人に沢山の夢を与えてくれたイチロー選手には感謝しかありません。ダメダメなアラフォー無職な僕だけど、イチロー選手は本当に尊敬できる人です。
イチロー選手の引退会見の言葉・画像・動画
イチロー選手の引退会見の言葉が素敵だったのでいくつかピックアップしてみました。本当に深いですよね。ダメ人間な僕でも言葉の重みがわかりますよ。そして同時に引退会見の動画もご覧ください。
記者「引退の決断に後悔や思い残すことはありますか?」
イチロー「今日の球場での出来事。あんなものを見せられたら、後悔などあろうはずがありません。もちろん、もっとできたことはあると思いますけど、結果を残すために自分なりに重ねてきたこと。人よりも頑張ってきたなどとは言えないけれど、自分なりに頑張ってきたとははっきりと言える。これを重ねてきて重ねることでしか後悔を生まない、ということはできないんじゃないかと思います」
記者「キャリアの中で一番印象的だった場面はありますか?」
イチロー 「時間が経ったら今日が一番真っ先に浮かぶことは間違いないと思います。今日をのぞけば、MVPやオールスター出場、10年200安打は小さなことに過ぎない。今日のあの舞台に立てたことは、去年の5月以降のゲームに出られない状況にあって、チームと一緒に練習を続けてきた。それを最後まで成し遂げられなければ、今日という日はなかった。残してきた記録はいずれ誰かが抜いていく。でも去年の5月から今日までの日々はひょっとしたら誰にもできないかもしれないと、ささやかな誇りを生んだ日々だった。それがどの記録よりも、自分の中ではほんの少しだけ、誇りを持てたことかと思っている」
記者「貫いたもの貫けたものは何かありますか?」
イチロー 「野球のことを愛したことだと思います。これは変わることはなかったですね」
記者「最低50歳までは現役のために、日本に戻ってきてプレーする選択肢はなかったのでしょうか?」
イチロー 「なかったです。(どうしてでしょうか?)それはここでは言えないなぁ。最低50歳までは本気で思っていた。有言不実行の男になってしまったけれど、その想いを表明してなかったら、ここまで来れなかった。難しいかもしれないけれど言葉にして表現することは目標に近づく一つの方法じゃないかなと思います」
記者「日本人としてイチロー選手を誇りに思っている人は多い。生き様で伝わっていたら嬉しいなと思うことはありますか?」
イチロー 「生き様というのは僕にはよくわからないですけど、生き方という風に考えれば、先ほども話したように、人より頑張ることなんてとてもできない。あくまでも秤(はかり)は自分の中にある。それで自分なりに秤を使いながら、自分の限界を見ながら、ちょっと超えていくを繰り返していく。するといつの日か、こんな自分になっているんだという状態になって。少しずつの積み重ねしか、それでしか自分を超えていけないと思うんですよね。一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それは続けられないと僕は考えている。地道に進むしかない。進むだけではないですね。後退もしながら、あるときは後退しかしない時期もあるが、でも自分がやると決めたことを信じてやっていく。それが正解とは限らない。間違ったことを続けてしまっていることもある。でもそうやって遠回りすることでしか、本当の自分に出会えない。自分なりに重ねてきたことを、ファンの方はそういうものを見ていてくれたのかなと思っている。そうだとすればすごく嬉しいし、そうじゃなくてもあれは嬉しいです」
記者「大谷翔平はどのようなメジャー選手になると思いますか?」
イチロー「そこは占い師に聞かないとわからないが、僕はワンシーズンごとに、ワンシーズンはピッチャー、次は打者として、サイヤング賞とホームラン王をとってほしい。普通はそんなことを考えることすらできないが、そういうことを想像できてしまうのが大谷翔平。この時点で明らかに人とは違う選手であると思う。ピッチャーとして20勝する年があって、その次の年はバッターで50本打ってMVPとったら化物ですよね。そういうのが想像できてしまうのがすごいところ」
Truly an honor to be around greatness in my short time w/ @mariners. Ichiro, grateful to have witnessed your professionalism. You’re a class act, sir, & a 1st ballot HOF. #ThanksIchiro Thank you, it was an honor to play w/you. ありがとうイチロー。一緒にプレイが出来て光栄です。 pic.twitter.com/yIaAoZPlON
— Tim Beckham (@t_beckham1) 2019年3月22日